2016年8月から全国の自治体で「認可保育園の入園予約制度」の導入が進んでいます。
この制度とは何なのか、また箕面市で導入されている入園予約制度についてまとめました。
箕面市の保育園の入園予約制度って何?
育児・介護休業法により、会社員は1年間の育児休暇(育休)を取得する権利があります。
しかし、現状は慢性的な保育園・保育士不足もあり、育休を満期消化して1歳児保育に入園するのが難しいのが現状です。
そのため、年度初めの4月に育休を切り上げ、子どもを0歳児保育に入園させざるを得ない事態が起きています。
一方、0歳児保育で子ども1人あたりに必要な保育工数は1歳児の約2倍とも言われており、人材不足で悩む保育園側にとっても大きな負担です。
こうした問題を解決するために導入されたのが「保育園の入園予約制度」です。
これは、年度初めからの1歳児クラスの入園枠をあらかじめ確保できる制度です。
この制度のメリットとしては
・会社員の育休取得の権利保護
・0歳児保育に必要な人員を削減し、保育士不足の解消につなげる
の2点が挙げられます。
一方で、育休制度の対象とならない方(自営業など)の不公平感が問題視されているほか、先に予約できた人より保育の必要性が高い家庭の子どもが待機児童となる「逆転現象」も懸念されています。
こうしたデメリット解消のためには、保育園や保育士の不足を解消して子どもの受け入れ場所を増やしていくなど、根本的な課題解決も平行していく必要があるでしょう。
箕面市の保育園の入園予約制度について 申し込み方法は?
箕面市は、2020年4月入園予定の児童より新たに「入園予約制度」をスタートしました。(申し込み開始時期は7月上~中旬)
この入園予約制度は、
・行きたい保育園が限定されておらず、復職のため4月に必ず入園したい
・入園できるか早く知りたい
というご家庭に向いています。
まず、市内4つの地域から希望の地域を選び、その地域にある保育園すべてに希望の順位をつけます。
地域は中部、西部、東部、北部に分けられており、複数の地域を選択することも可能です。
また、このとき順位をつけなかった場合、希望地域内のすべての保育園で順不同で選考されます。
申し込み内容に応じて、9月中旬~12月頃に地域の確定通知が届きます。
どの保育園に通えるかは、翌年1月末頃に届く「利用調整結果通知」で確定します。
一方、行きたい保育園が限られている場合は冬(11月下旬~12月中旬)の通常申し込みをおすすめします。
こちらは希望する保育園の候補を選んで順位をつけて申し込み、希望した保育園のみが選考対象となります。
どちらに申し込んでも選考に有利・不利ということはなく、ご家庭の事情でどちらの方法が良いかは異なります。
育休期間やお仕事の状況を踏まえてご検討ください。
まとめ
入園予約制度とは何かについての紹介と、箕面市の入園予約制度についてご説明しました。
箕面市では、安心して子育てできる環境づくりにも力を入れていますので、うまく利用してみてください。
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