学校給食がはじまると心配なのが、食品アレルギーの問題です。
人によってはほんの少し摂取しただけでも命の危機に晒されることもあり、とてもデリケートな問題です。
現在の学校給食におけるアレルギー問題の現状や、箕面市が行っている対策についてまとめました。
箕面市 学校給食のアレルギー対策の現状は?
平成20年にアレルギーに対する取り組みのガイドラインが文部科学省から発表されました。
ガイドラインでは、アレルギーを持つ子どもに対しては、給食として提供されるメニューからアレルゲンを「完全除去」することを原則としています。
アレルギーの症状や出方については個人差が大きく、また非常に多くの人数分の給食を一度に調理するという性質上、個別に対応することが非常に難しいためです。
ただし、アレルギーの原因食品であっても調味料に含まれているものはアレルゲンの量が微量であるため、給食でも使用することが基本となっています。
その上で、所轄の学校や調理場などにおける食物アレルギー対応の方針を定めています
箕面市の学校給食のアレルギー対策はどんなことをしている?
箕面市では、「多くの子どもが同じ給食を食べられる献立づくり」を大切にしたいと考え、アレルギー対策を考えた献立作りに早い段階から注力していました。
平成31年1月からは、すべての給食で「低アレルゲン献立」を提供しています。
低アレルゲン献立とは、
・特定原材料7品目(卵・牛乳や乳製品・小麦や小麦製品・かに・えび・そば・落花生)を給食調理で使用しない
・その他、ナッツ類や貝類などアレルゲンとなる食品も調理に使用しない
・牛乳や乳製品のうち、使用するのは飲用牛乳・角チーズ・カップ入りヨーグルトなど直接手に触れない運用が可能なものに限る
・しょうゆやみそなどの調味料で小麦が使われているものは使用する
という内容です。
これらを踏まえ、
・小麦粉の代わりに米粉
・ うどんやラーメンなどの小麦面の代わりに米麺
・牛乳の代わりに豆乳
といった、低アレルゲン献立を実現するための代替食品を採用しています。
これらを使って提供される献立は
・米粉を使ったかき揚げやてんぷら
・ 米麺を使ったにゅうめん汁
・米粉とサラダ油を使ったカレー
など、多種多様です。
このように、使用できる食品を工夫して栄養バランスが良く、値段も変わらないままでおいしい給食を提供できるよう努めています。
まとめ
学校給食におけるアレルギー対策の現状と、箕面市の低アレルゲン給食についてご紹介しました。
箕面市ではアレルギーでも安心して食べられる給食献立づくりに力を入れています。
アレルギーのお子さんを持つ場合でも、まずは学校に相談してみましょう。
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